システムトラブルとジンクスの関係
NECでシステム営業していたとき、お客さんとの間で、約束事がありました。
それは、
「最近、トラブル起きませんね」
と、決して言わないこと。
これを口に出してしまうと、必ず数日中にシステムトラブルが発生するというジンクスです。
そのお客さんを担当してしばらくたってから、このジンクスを知らずに
「トラブル発生しないっていいですね」
と言ってしまいました。営業の立場からすると、とれも喜ばしいことなので、本心から言いました。
すると、お客さんから
「なんてこと言うんだ!だめだよー」
と注意され、このジンクスを教えてもらったのです。
一応、その場は謝りましたが、あまり気にしていませんでした。
そうしたら、ほんとに2日後にトラブルが発生したんです。
もちろん、わたしのせいにされたのは言うまでもありません。
これって、言霊の力なんでしょうか?
システムにトラブルは付きモノ、というと叱られるかもしれませんが、複雑な業務になればなるほど、トラブルが発生する確率は高くなります。
プログラムを変更したり、追加したりすると、予期せぬところで発生するので、見つけ出すのも大変です。
こんなとき、営業は怒られ役ですが、気持ちのどこかで、(俺らのせいじゃ無いのに)、と思ってしまいます。
今でもトラブルはイヤですが、営業になって最初のうち、本当に憂鬱になりました。
でも、お客さんも営業のせいじゃないことはわかっていますし、ただ、「早く何とかしてくれ!」という心の叫びを言っているだけです。
わたしも、その後、システムを運用する立場になりましたが、システム部門はトラブルが発生すると社内から「なんとかしてくれ!」と言われるんですよね。
システムを利用しているのは、システム部門ではなく、社内の管理部門、営業部門、製造部門とその会社のお客さんです。とくに売上に関係するトラブルは最悪です。
ただ、日ごろから、人間関係をきちんと構築して、質問に答えたり、困っていることなどサポートしていれば、お客さんでも社内でも助けてくれます。
そして、ちゃんと解決すれば、お客さんはまた購入してくれます。
ビジネスなので赤字になることはやってはいけませんが、日ごろのお客さんとの付き合い方が、結局のところ、自分のため、会社のためになると思います。
マーケティングでも、リピートの重要性が言われ、いろいろなテクニックも溢れていますが、基本的な人間関係を構築すれば、自然とリピートしてくれると個人的には思います。
トラブルは、お客さんとの人間関係を築く、いいきっかけかもしれませんね。
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